2020 Greenest City Vancouber
未来都市の方向性
カナダのバンクーバーは、2020年にもっともグリーンな都市になる目標を掲げている。
- 温室効果ガスを2007年から33%減らす
- 建物のエネルギー使用量とGHG排出量を2007年から20%減らす
- 歩行・自転車・公共交通で移動が賄われる都市へ
- 廃棄物を2008年から50%減らす
- 世界で最も壮大な森林都市となる:徒歩5分で緑地にアクセス
- 一人当たりの水使用量を2006年から33%減らす
- 近隣の食品資産を50%増やす
- 新しい住宅でのEVチャージ機100%設置
- 環境に配慮した仕事を倍増させる
- エコロジカルフットプリントを2006年から33%減らす
そしてその進捗を報告している
街の移動手段は、電車、電動バス、電気自動車、シェアカー、そして何と言っても自転車、船
街はすごくきれい。スタンレーパークを筆頭に、公園も多い。
そして街をあげてダイバーシティを推奨している。
- LGBTQ2
- 文化の多様性
ダイバーシティの推進、Greenest市政によって、ゼネラル・フュージョン社(核融合炉開発)、
カーボン・エンジニアリング社(大気中から二酸化炭素を取り除く装置の開発)などの
先端テクノロジーと、起業家マインドを持った企業が集まってきている。
バンクーバーがエコシステムのスタートアップ企業が集まる世界有数の街と認知されている。
エコシステムをつくるために互いに連携しながら競争や協調していくという規律がうまれており、
現存する産業部門を乗り越え、目覚ましい解決方法が生み出されることとなっている。
環境にやさしい施策の究極の駆動力は“需要”。
2030年までに新たな建物は排出ゼロを目指しているが、環境保護に価値を置くバンクーバー市民の
考え方こそが、こうした需要をけん引していくことになっている。
そして、Greenest市政には、食料戦略もある。
- 徒歩またはサイクリングで地元の食品に簡単にアクセスできる
- 個人用ガーデン・コミュニティガーデン・都市農場
- ファーマーズマーケット・市場・コミュニティキッチン・ストリートフードベンディング
- フリーミール・ローコストミール・フードネットワーク
- 市民の健康サポート
地域コミュニティのあり方そのものが、セーフティネットになっている。
バンクーバーは、Greenestとダイバーシティを掲げることで、
先端テクノロジーとセーフティネットの効いたコミュニティを集約しようとしている。
こういう考え方は、日本ももっと推進してもいいはず。(してるのかな?)
こういう観点でも考察していきたい。
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