なぜCSVを研究するのか。

広告会社の立場から何ができるのか?

今度名和先生とも話をするし、ぼくらがなぜ広告会社の立場でCSVを研究するのか、

もう一度整理したいと考えた。で、考え始めることにしたいと


まず、広告会社の強みというか、これから個人的に進化させていきたい、発展させていきたい、

僕らの持っている種というか本質的な役割というかは、

「コミュニケーション技術」に立脚していたいと思っている。。。


コミュニケーション技術というのは(個人的な定義としては)

ざっくり言うと、「社会文脈に織り込む技術」で、さらにそこに効果的な技術としては

1)見つける技術 2)つくる技術 3)伝える技術 があるのかなと思っている(現時点では)


1)見つける技術 については

- 企業・ブランド・商品・サービスの「ハッとする」部分を見つけるということ

  これを見つけるのは、発信側のいいことと、受信側の常識の裏切りの接点を探すということで、

- これには時間軸もあって、今まで見過ごされていたものと、これから出来そうなものがあるのかなと

- 新しい常識の糸口を見つけると言った感じかも


2)つくる技術

- 私はもともとデザイナーでもあり、ディレクターでもあるので、ものをつくる立場であり

- 1)で見つけたことをより効果的にするためにつくる

- その時につくるものはメッセージやインターフェイスだけでなく、そもそもの提供価値もつくれたら

- クリイティブの範疇はすごく広いと思っている


3)伝える技術

- どこで、どんな雰囲気の中で、どんな風に伝えていくのか、

  そこについてはどんな職業よりも本来知っているべきだと思う(広告会社は)


なぜCSVなのかは、この分解された1)〜3)の技術が、後で気がついたんだけど、

CSV推進の要諦に合致するから。 1)はパーパスに立ち返ることになるし、

2)はイノベーションやバリューチェーンの再構築に合致するし、

3)はビジネス環境の再構築に合致してくると思う。つまりCSV推進に有効な技術なのだと思う


そしてこのコミュニケーション技術を、本当は、企業と同じリスクテイクの中で実現させたい

なぜなら、受注に対する返答、もしくは、提案に対するお買い上げ、みたいなことだと、

やっぱり結果、僕らも本質的な学びにはつながらないのではないかと思う

(コンペ結果をヒアリングして反省。。。みたいなことになってしまう)


事業をもっと自分ごととして捉えたい

だから自分たちの事業として起こせないかとも思っている


事業領域の拡大というよりかは根っこの意識の変革をはかりたい。


J-CSV Lab.

デザインとDXとCSVについて研究するサイトです。

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