CSVの3つのレバー

CSVには3つに分類される価値創出の方法がある。

名和先生の「CSV経営戦略」は何回読んでも面白いです。

この本の中にCSVの3つのレバーというのが登場します。

※あ、このサイトの中に先生の本の紹介があります。。。

①次世代製品・サービスの創造

解釈としては自社の事業の、今までの社会的ニーズに対する対応という範疇で

私たちは社会価値を創出しているんだからCSVだ。としてしまうのはもったいない。

自社の強みを活かして、新たな社会課題を解決するような、次世代製品・サービスを創造することで

市場を開拓していくことが必要なのではないかと。。。そういった考え方。

②バリューチェーンの生産性の向上

バリューチェーン全体に発生する社会課題を解決することで、生産性を向上させ、

競争優位につなげていくというもの。原料の安定供給や、販売チャネルの確保、

効率化によるコストダウンやクオリティ向上なんかがある。

③地域生態系の構築

私の解釈はビジネス環境の構築みたいに捉えてます。自社の事業が優位性を持つように

ビジネスの環境を作っていくことで、新たな社会価値を創出する。

例えば、認識を変えたり、新しい方法を教育したり、そもそもの社会自体を作っていくような

そんな考え方。

①②③は密接に関係していて、これらを1本のストーリーにして、発信していくことが

よりパワフルにCSVをスケールアップさせていくポイントになるのではないかと思う。

新たな社会課題を解決する新商品やサービスは、

おそらく新しいバリューチェーンを作っていて、そこには新たな雇用の創出や

副次的に様々な社会課題を解決しているのではないかと。

そしてその新しい商品やサービスは、伴って新しく社会に受け入れられるための、

新しい価値観が必要となるので、そこにはビジネス環境の構築、認識の変化や新しい常識のための

教育が必要になる。

これらを社会が受け入れやすくなるようにストーリー化する必要があると。そう考えた。