スペキュラティブデザイン
別の可能性を示すデザイン
スペキュラティブデザインのことを、息子の課題から知った。
本をさっと読んだが難しくて、いまいち理解できなかったので、もう一度しっかり読む予定。
スペキュラティブデザインの定義はこんな感じ。
スペキュラティブ・デザイン(Speculative Design)とは、思考するきっかけを与え、
「問い」を生み出し、いま私たちが生きている世界に別の可能性を示すデザインのことである。
イギリスの英国王立芸術大学院(Royal College of Art)のデザイン・インタラクティブ学科で
教授を務めたアンソニー・ダン氏が提唱したデザインに関する立場のことである。
デザインという言葉の使われる範囲は幅広い。ポスターや雑誌のグラフィックデザインから、
建築などの空間デザイン、さらにユーザーの体験を指すエクスペリエンスデザインまで、
私たちの毎日の生活になくてはならないものだ。そして、これらのデザインは、
商品の売上増加やユーザー体験の改善・向上といった課題を解決するためのものとして
使われてきた。 しかし、新なテクノロジーの急速な発展や人間がコントロールできない
地球環境の変化で、これから私たちの将来はますます予測不可能になってくる。
そんな世界の変化に対応するためには、これまでの価値観や考え方を変えなければならない。
そこで現在ある課題を解決する手段としてのデザインではなく、未来について考えそのあり方を
デザインすることが必要となる。それが、スペキュラティヴ・デザインと呼ばれるものだ。
※引用:https://ideasforgood.jp/glossary/speculative-design/
本質的な課題解決に向かって、デザインがこんな風に活用されるなんて面白いと思った。
引用先でも取り上げられているが、Takramがデザインした人工臓器「Shenu」。
未来の水質汚染や水不足に対応するために、人体から排出される水分を少なくする人工臓器。
え、こ、これ、体に入れるか!?… と随分考えさせられる。
その考えから、新たな着想を得、今までと違った視点で課題解決を考えようとするものだ。
直接ではないかもしれないけど、課題解決の手法という点ではCSVにも関係してくると思ってる。
いずれJ-naradewaでも取り上げる予定。
J-naradewa
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