ネスレのCSV
パーパスブランディングとCSVイノベーション
ネスレの方のお話を聞く機会が何回かあったのでここにまとめる
ネスレは世界でCSVを推進する先進企業
【ネスレのパーパス】
ネスレは、生活の質を高め、さらに健康な未来づくりに貢献します
こう明文化していて、生活の質と健康な未来に対して価値を作っていくと宣言している
そしてそのパーパスに沿って体系だてて事業にブレイクダウンさせている
個人と家族、コミュニティ、地球と区別して
それぞれどの分野に価値を創造するのかが書かれている
また右側の連なった円のところでは、ネスレの強み、それを使っての基本戦略
そして成長の原動力としてのCSVをどう実現していくのかまとめられている
日本においても日本独自の社会課題の捉え方をしていて、効果を上げていまる
●社会的孤独・孤立
●核家族化
●離れて暮らす家族が心配
●地域コミュニティの減少
●職場のコミュニケーションの希薄化
その上に置いて“ニューリアリティ”を追求する
社会課題と一口に言ってしまうと少子高齢化と漠然としてしまうのものを
今の本当の課題“ニューリアリティ”は何なのか、深堀することが大切になってくる
パーパスを設定すると、同じ目的を持った他業種ともコラボレーションしやすくなる
健康寿命を延ばすという目的のもと、栄養面をネスレが認知症予防に脳トレということで
ブレインHQという企業と組んでいる
このように他業種と組むことで今までできなかった新しいサービスを生み出すこともできる
日本ネスレではパーパスブランディングへの理解を深めながら、
社員全員がCSVに取り組む仕組みを導入している
①顧客はだれ?
②ニューリアリティな何か
③顧客が抱える問題は何か
④解決策は何か?
これをどんな社員であれ全員考え、目標設定・評価に活用する そしてこれをアワード化している
日本ネスレはこうした工夫を随所に起こすことで
先進国の中でも業績を伸ばしグローバルの中でも一目置かれる存在になっている
CSV先進企業ネスレは先進的なケーススタディでありながら同時に地に足ついた
どんな企業でも活用できる基礎的なことを行っていると思う
目の前の顧客とともに社会の課題を一緒になって解決する
非常に参考になるケーススタディだと思う
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